スマホやパソコンによるいろいろな目の症状が問題となっています。以前はVDT症候群と呼ばれPCの使い過など仕事上で問題となることが多かったのですが今やスマホの普及により、より深刻な問題となってきました。仕事でPC,プライベートでスマホ、学生や生徒でも学校ではタブレット、プライベートではスマホと目の休まる時がありません。
スマホやパソコンの使い過ぎによる目の症状は多岐にわたります。長時間近くを見続けるため目の筋肉疲労による目の痛み、見え方の低下、不快感があります。また瞬きが少なくなりドライアイになり、乾燥感、痛み、眼精疲労、涙不足による視力低下も起こります。さらに最近は若者のスマホの見過ぎによる内斜視の発生が問題になっています。先日も急に物が二重に見えると訴える高校生が受診しました。診てみると内斜視になっています。一日6時間以上スマホを使っていたそうです。少し使用を控えるようにお願いして症状は軽快しました。
現代はスマホやパソコンのない生活は考えられません。そこで少しづつIT生活とうまく付き合いましょう。IT器具を使う場合は適切な配置や距離が大切です。また部屋の湿度の管理、エアコンの風向きなどに注意し目の乾燥を防ぎます。適切な度数のメガネ(時には遠近、中近のメガネが良いでしょう)やコンタクト(コンタクトも遠近両用があります)も重要です。
特にスマホやパソコを使った就業中や勉強中は意識的に瞬きをして乾燥を防ぐようにしましょう。また休憩も大切です。疲れてから休憩を取るよりも、疲れる前にこまめに休憩をとる方が大切です。30分毎に2-3分、スマホなどは見ないで、ゆっくりと目を閉じて、目を休ませましょう。
せっかく便利なITですから、うまく付き合っていきたいものです。
シオノ眼科医院
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